高森美由紀の小説「ジャパンディグニティ」を映像化した本作は、青森の伝統工芸である津軽塗、通称“バカ塗り”をテーマにした物語。何をやってもうまくいかず自信を持てない青木美也子が、津軽塗職人の寡黙な父清史郎との暮らしの中で津軽塗に改めて向き合い、自分の進む道を見つけていくさまが描かれる。